「告白(後編)」の背景資料と思われる古写真を「そこにあった江戸 幕末明治真圖會」という写真集の中に見つけ、騒いでいたのは2022年のこと。時を経て、2025年7月4日に発売された「るろうに剣心magazine」にて先生のアトリエが公開され、本棚の中に「そこにあった江戸 幕末明治真圖會」があることを確認しまたもや一人で騒いでいました。これを機に当時の日記を下記に一旦置いておきます。また後ほど見やすくまとめたい!!です!!
るろうに剣心第百八十三幕「告白(後編)」の背景資料の場所は『呉服橋」沿いの道。
江戸城東側の外堀、現在の外堀通り。
明治初期に撮影された写真を元に巻之二十一108頁に広がる景色が描かれたものと推察できる。
剣心が薫の肩を抱いて歩いていく先に恐らくあるであろう一石橋。現在の中央区八重洲一丁目。
写真を見つけたあまりの衝撃で携帯を水没させた。この角度、このバラック。見た瞬間一発でわかる!!私が見たのは「そこにあった江戸 幕末明治真圖會」という写真集なのですが、どうか機会がありましたらぜひご覧いただきたい写真集です(写真集自体がとても良い)。こちらは2018年初版本なので先生が参考にした資料はまた別の本か何かだと思われます。
本当にそのままのあの風景が広がっているので気になる方は買ってみてください!
- 別に先生はただ丁度いい背景資料として多分たまたま選んだんだろうけどめっちゃ嬉しい〜〜〜!!
- ラピュタは本当にあったんだ!!
108頁で大きく描かれている橋が呉服橋、漫画には描かれていないが剣心と薫が歩いて行く先には一石橋がある。このあたり国立公文書館デジタルアーカイブなどで調べた。
剣心の心の具合が悪くなって気を締めてた竹藪は呉服橋よりももっと遠いはずなので、薫が赤べこから歩いた時間はもっと長かったと仮定していいかもしれない。剣心を探し始めてからの時間の経過もなんかリアル(昼間→夕方)。
私がめちゃくちゃ興奮したのは単に先生が背景資料としたであろう写真を見つけたからというだけではなくて、「本当にここを舞台に”あのやりとりがあったと仮定しても成り立つ」からで、原作神谷道場の途中から急に現れた道場右奥の扉とか移動する沓脱石や井戸とかから読み取れるように元々先生は設定をガチガチにしていないとは思うのだけれど、細部にリアルの資料の痕跡があることによって想像膨らんで楽しい。